ヨーロッパやアメリカ、日本に生息し、牧場や農地に穴を掘る害獣とされているイタチの仲間。この動物を駆除するため、数多くの犬種が作り出された。
アプリコット
赤みがかった黄色。あんず色。
アンダー・コート
下毛。表面の毛(オーバー・コート)の下の柔らかな綿状の毛。ない犬もいる。
イザベラ
薄い茶色
ウィートン
薄い黄色
ウォーター・ドッグ
海や川、湖など水辺での作業をするための泳ぎに長けた犬のこと。
AKC
アメリカン・ケネル・クラブ。
FCI
ベルギーに本部を置く国際的な愛犬団体「国際畜犬連盟」の略称。 1911年の設立以来、各犬種の犬種標準やショーの審査基準などを決め、さまざまなドッグ・ショーの開催や犬に関する啓蒙活動を行ってきた。世界の多くの愛犬団体やケネルクラブが加盟しており、JKCも加盟している。
オーバーコート
上毛。表面の毛
狼爪
犬の足にある爪で、退化した親指の部分にある。大昔、狼だったときの名残。
介助犬
身体に障害を持つ人を手助けする犬のこと。
飾り毛
からだの特定の部分にだけ、他より長く伸びている毛。犬種によってはないものもある。
かんざし耳
耳の先が左右に傾いている耳。
ガン・ドッグ
鳥を追い立てるイングリッシュ・コッカー・スパニエルや、獲物のいる場所を知らせるホインターやセター、ハンターが撃ち落とした獲物を回収するレトリーバーなど、鳥の猟を手伝ってきた鳥猟犬のこと。
換毛期
被毛が抜け替わる時期のことで、季節の気温の変化によって起こる。10月、11月頃、生え始めたアンダーコートが冬毛となり、4月、5月頃、アンダーコートが抜け始める。
鎌尾(シックル・テイル)
上にあげ、途中から鎌状に曲がっている尾。
寄生虫
動物の体にとりついて病気を発症させる虫。ノミやダニなど、体の外部に寄生する外部寄生虫と、犬糸状虫(フィラリア)や回虫など、心臓や腸内に寄生するものがある。
キャトル・ドッグ
家畜の牛(英語でキャトル)の群れを誘導する犬のこと。
キャリー
犬を入れて運搬するための用具。キャスターが付いたいものやパック状のもの、背中に背負えるもの、ケージ状のもの、連結して広いスペースにできるものなど、さまざまなタイプがある。
キュロット
後ろ足の後ろ側の長く厚い飾り毛。
狂犬病
発病すると、治療方法がなく、ほぼ100パーセント、死にいたる恐ろしいウイルス性の感染症。神経が冒されて、悲惨な症状を示し、人を攻撃することもある。狂犬病ウイルスは犬同士だけでなく、他のペットからも移り、人を含めたすべての哺乳類に感染する。法律で予防注射が飼い主に義務づけられている。
クランク尾
下向きで、先端が上を向いて曲がっている尾。
グルーミング
ブラッシングやトリミングといった犬の被毛の手入れ。
軍用犬
伝令や監視などの軍隊の仕事を手伝う犬。ジャーマン・シェパード・ドッグやドーベルマン、グレート・デーンなどが代表犬種。
KC
イギリスのケネルクラブのこと
警察犬
警察の犯罪捜査で臭いによる追跡やパトロールなどに活躍する犬のこと。日本ではジャーマン・シェパード・ドッグやラブラドール・レトリーバーなど、7犬種が使用されている。
ゲイ・テイル
付け根から直立している尾。
コート
被毛。
コーム
抜け毛などを除去し、毛並みを整えるためのクシ。
公認犬種
犬種団体に公認されている犬種。各国のケネルクラブや犬種団体によって独自に公認されている犬種もある
コウモリ耳(パット・イヤ)
コウモリの羽根のような形をした耳。
肛門腺
犬のにおいのもととなるものが詰まっている臭腺のこと。肛門の脇にある。そのままにしておくと破裂してしまうことがあるので、定期的に出してやるようにする。
胡麻
日本犬の毛色の一種で、灰色に近いもの。
護羊犬
害獣や外敵から家畜のヒツジを守るプーリーやコモンドールなどの犬のこと。
コンパニオン・ドッグ
家庭犬として飼われている犬のこと。
サークル
鉄製やプラスチック製の檻のことで、特に犬を室内飼育する際に使用する。日常、犬がいるスペースを囲み、中にハウスやトイレ、食器などを入れる。
サーベル尾
サーベルのような形の垂れ尾。
災害救助犬
災害時にがれきの下に生き埋めになった人間を、臭いをたよりに探索して数助する犬。
サイト・ハウンド
遠方から獲物を見つけ、スピードあふれる走力で獲物を追いつめるタイプの視覚型ハウンドのこと。スマートな体形をしている。
笹耳
竹の葉を折ったような形をした耳。
差し尾
鎌尾の一種で、前方に向かつてやや低く保つ。
サンディ
赤みがかった黄色。砂色。
JKC
社同法人ジャパンケネルクラブの略称。1949年に全犬種団体「全日本警備犬協会」として設立され、1952年に現在の名称となった。日本最大の愛犬家団体として、血統書の発行、ドッグ・ショーや各種競枝会の開催、犬に関する啓蒙活動などを行っている。
自由運動
犬にリードを付けないで、自由に走らせたり、遊ばせたりする運動のこと。ドッグランなどで行う。
シルキー・コート
絹状の艶をもつ柔らかな毛質。
獣毛ブラシ
豚の毛などでできているブラシ。短毛種のブラッシングに使用する、ブラシで、毛の艶出し効果がある。
水難救助犬
水難事故に遭遇した人間を救助する犬。ニューファンドランドが有名。
スクリュー尾
スクリューのように曲がりくねった短い尾。
スタンダード
埋想的な犬種の姿形を定めた犬種標準のこと。体の大きさや毛色、頭の形などのほかに、欠点についても定めがある。団体によって微妙に差がある。
スピッツ系
スピッツや柴犬など、尖った立ち耳と尖った口吻(口のまわり一体)を持つ犬種のこと。
スムース・コート
短毛でまっすぐな毛質。
スリッカーブラシ
金属製で針金状のピンを植えたブラシ。抜け毛を除去したり、毛玉をほぐしたりして、毛並みを整えるためのブラシで、柔らかい長毛の犬に使用する。針金が犬の皮膚に当たると傷めるので、体に押し付けないように使う。
セーブル
黄褐色で毛先が黒いもの。
セラピー犬
医療や福祉の現場で動物が人間の心を癒す、いわゆるアニマル・セラピー (動物介在療法)に従事している犬のこと。
セント・ハウンド
嗅覚を使って獲物のにおいをたどるハウンドのこと。
立ち耳(ブリック・イヤ)
直立した耳。
ダップル・カラー
色々な毛色の斑。
垂れ耳(ドロップ・イヤ)
垂れた耳。
タン
黄褐色。
断尾
尾を切ること。かつては実用上の理由から行われていたが、現在では主に美観を整えることが目的で行われている。断尾する犬種は標準書で定められており、全犬種の4分の1近くある。近年動物愛護の精神から異議が唱えられており、英国では断尾しない。
断耳
耳の一部を切ること。断尾と同様に現在で垂れ耳は美観を整えるために行われる。
チューリップ耳
幅が広く傾いた耳。
チョーカー
首輪と一体になったタイプのリード。後方に引くと、首輸の部分が締まるようになっているので、散歩のときのしつけに使うと、効果的。
聴導犬
聴覚障害のある人を手助けする犬のこと。犬種にこだわらず、愛玩犬でもなれる可能性がある。
チョコレート
濃い赤褐色。
テリア
アナグマやキツネ、ネズミなどの狩猟犬として使われてきた犬種の総称。 巣穴の中にいる獲物を追い出したり、引っ張りだしたりして、猟を手伝うため、「土」の意味をもつラテン語の名前が付いた。
テリトリー
なわばりのこと。散歩のときにいろいろな場所に尿をかける。
卜イ
愛玩犬のこと。
トイレ
トイレシートを固定できるものがよい。
トイレシート
トイレに敷くシート状の紙。子犬がトイレを覚えるまでは、トイレ以外のサークルの中にも敷き詰めて、どこで用を足してもいいようにしておくとよい。
闘犬
犬同士を闘わせること。土佐犬やかつてのスタッフォードシャー・ブル・テリアなどが有名。
登録頭数
ケネルクラブや犬種団体に登録された犬の頭数。JKCへの登録頭数は、その1年間に、日本で生まれた純粋犬種の子犬の総数といえる。
土着犬
昔から、その土地に生息していた犬。
ドッグラン
犬のリードを外して遊ばせることのできる専用の広場のこと。
虎
日本犬の毛色の一種で、縞模様の入ったもの。
トライカラー
黒白、黄褐色の三色の毛色。
トリマー
犬や猫の美容師。
トリミング
犬や猫の容姿をきれいに整えるため、カットやシャンプーなどをすること。
ハーディング・ドッグ
牧羊犬、牛追い犬、護羊犬といった、牧畜に使われる犬の総称。コリーやボーダー・コリーなどが代表犬種。
ハーレクイン
地の色が白で、黒い斑のある毛色。
パーティ・カラー
白地に１色または２色の斑のある毛色。
パイ・カラー
二色の毛色。
ハウス
犬の寝床となる小屋状の飼育用品。犬が眠ったり、安心して過ごしたりする巣穴のようなもの。
ハウンド
獲物を追跡させるために作り出された狩猟犬の総称。
ハウンド・カラー
白、黒、褐色の斑。
パッド
足の裏の肉球のこと。足にかかる負担をやわらげるクッションとしての役目や、すべり止めの効果がある。
半直立耳(セミ・ブリック・イヤ)
先端が垂れている立ち耳。
ピンブラシ
先端が丸くなったピンを植えこんだブラシ。オーバーコートの抜け毛を除去したり、粗い長毛の毛並みを終えたりする。皮膚に刺激を与える効果もある。
フィラリア
犬糸状虫という寄生虫が血管に入り込んで増殖し、犬の体を蝕む病気。この寄生虫を媒介する蚊が現れる1ヶ月前から、蚊を見なくなった後の1か月後まで予防薬を飲ませると、ほとんど防ぐことができる。
フォーン
淡い黄褐色。
ブリーダー
犬や猫の純粋犬種の繁殖家。
フリル
顎の下や胸の飾り毛。
ブラック・アンド・タン
黒地に黄褐色の斑のあるもの。
プリンドル
主な地色に他の色が混在する毛色。
ブルー・マール
黒と青と灰色が混じる大理石色。
ペットヒーター
ペット用の電気式保温用ヒーター。パネル状のものをベッドの下などに敷いて使用する。
牧畜犬
午や豚などの家畜の監視や誘導を行う犬のこと。
牧羊犬
羊の群れを監視、誘導する犬のこと。コリーが代表犬種。
ボタン耳
頭の前に折れる垂れ耳。
ボブ・テイル
生まれつき尾がないか、非常に短いもの。
マーキング
散歩などで、犬がいろいろな場所に尿をかけて自分の臭いを付けること。犬の頭部や体に入る斑紋のことを意味するときもある。
巻き尾
背中の上または尻部に巻いている尾。
マタギ犬
主にクマ狩りを行う猟師「マタギ」が連れていた犬。秋田犬などが、その血を受け継いでいる。
マホガニー
濃い赤褐色。
麻薬犬
空港などで、荷物に隠された麻薬類の臭いをかぎわけ、探し出す犬のこと。
未登録の犬種
犬種団体に登録されなかった犬種。
無駄吠え
警戒する必要がないのに、飼い主の制止をきかず、犬が吠えたてること。
盲導犬
視覚障害のある人を手助けする犬のこと。ラブラドール・レトリーバーが代表犬種。
ラフ・コート
粗毛。粗いオーバー・コート。
リード
引き綱のこと。ベルト状のものや編み込まれた丸ひも、チェーンなど、いろいろなタイプがある。
リス尾
リスのような形の尾。
輪状尾(リング・テイル)
環のように巻いた尾。
レッド
一般的に赤みを帯びたものをさす。
レバー
赤褐色。
ローズ耳
後方に寝力、せる、あるいは折りたたんで内耳を表す垂れ耳。
ロング・コート
長毛。
ワーキング・ドック
警備や護衛、教助、探察、荷車引き、ソリ引きなど、狩猟以外の仕事で、人間のために働いてきた犬。
ワイアー・コート
かたいワイアー状のオーバ一・コート。
ワクチン注射
犬の伝染病を予防するための注射。年に２度の注射で伝染病を予防できるので、受けておいたほうがいい。特に子犬のときのワクチン注射は必ず受けておくこと。
