犬のしつけ方法│6~12ヶ月で高度な指示を教えよう

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犬のしつけ方法│6~12ヶ月で高度な指示を教えよう

6~7ヶ月
犬は6ヵ月を過ぎると、性的に成熟しはじめます。人間でいえば10代の後半。一人前のおとなとしてあつかわれる時期です。 顔にはあどけなきがありますが、それまでより骨がしっかりし、筋肉もつきはじめ、成犬なみの大きさになります。同時に理解力も判断力も増してきます。

7~8ヶ月
もともと持っていた先天的な性格にくわえ、その後の環境でつくられていった後天的な性格もはっきりした形であらわれはじめます。 訓練や他の人や犬同士の遊びを通じて、飼い主は愛犬の持つ性格の新たな側面にふれることができるでしょう。

8~10ヶ月
しつけや訓練の効果で、落ちつきが出てきたかと思えば、ときとして、まだ子どもっぽい行動をとることもあります。

10~12ヶ月
基本的な訓練をマスターするころです。新しいできごとに遭遇しても、物怖じせずにいられるようになります
ドッグフード
引き綱をつけてよこを歩く
「ツイテ」で飼い主の左側につく
生後6ヵ月を過ぎたら、横について歩く練習をはじめましょう。 子犬時代は、理解力が乏しいため、多くのことを要求すると犬が覚えきれず混乱することがあります。

左側につく習慣がつけば、歩いている最中に少しはなれる程度のことは見逃してもかまいません。 そのかわり、6ヵ月以降は、きちんと指示にしたがう習慣をつけていきます。 まず、「ツイテ」の指示で、かならず飼い主の左側につき、歩いているときもはなれないようにすることを教えましょう。

速度やコースをかえて練習
そのためには、わざと歩く速度やコースをかえて、犬があなたからはなれやすい状況をつくって練習します。 はなれたら、「ツイテ」と声をかけ、それで横につけなかったら、引き綱で引きよせて、わからせます。くりかえしおこなうことで、犬は「ツイテ」という言葉を理解し、横につけるようになります。

散歩中は犬にとって、楽しいひととき。楽しいあまり、興味のあるものを見つけたら、夢中で追いかけたりしがちです。 横につく訓練をしておけば、犬は楽しさを味わいながら、常にあなたの歩く速度や方向を意識し、気配りできるようになります。

はなれたところからもどる
「コイ」の内容を細かく設定
6ヵ月までのしつけで、「コイ」の指示で飼い主のもとにもどることを教えておきます。その上で6ヵ月を過ぎたら、より遠くからでもすばやく正確にもどれるよう訓練を開始します。 「コイ」と指示が出されたら、寄り道せず、まっすぐ飼い主のもとにもどるようにします。まず、どこにもどればいいのかを教えます。

今までは漠然と「飼い主のまわり」にもどってきていた犬に、今回はしっかりともどるべき場所を指定して、理解させます。 もどってくる犬に対して、飼い主は呼びこむように後ずさりしながら、自分の胸をたたいてココと示すのです。

目的意識で行動をすばやく
また、もどってきたとき、最終的に飼い主の左側について座るように習慣づけておきましょう。 ただ「もどる」だけとは異なり、最後までやることを細かく設定して教えておけば、目的意識を持つことができます。すると犬はその目的に向かって、よりすばやくもどってくることができます。 この訓練を通じて、犬は飼い主とはなれていても、指示されたことを聞きもらさず、責任感を持って行動できるようになります。

ふせで腹ばいになる
服従を示す体勢が「フセ」
犬は群れ社会の動物。相手との関係を意識しながら生活しています。そのときに重要になるのが服従の姿勢。 相手が自分より強い立場の場合、不要な争いをさけるために、おなかを見せたり、相手より体勢を低くしたりします。

このように犬同士のコミュニケーションでは、伏せるという体勢は服従を意味します。おなかを地面につけて、相手を見上げる体勢は、その相手に絶対的に服従していなければとることができません。

わがまま、落ち込みの対応も
飼い主の「フセ」という指示によって、伏せさせるには、犬と飼い主との主従関係、信頼関係が不可欠です。 まずボールやおやつで誘導して「フセ」の形を教えます。徐々にボールをやめて、言葉だけで伏せるように練習します。

服従を強いる体勢なだけに、「フセ」の訓練では、伏せることをいやがったり、伏せるたびに落ち込んだりする犬もいます。 わがままから伏せないときは、毅然とした態度で「フセ」と命じます。逆に落ち込んでいるときは、何度もくりかえし練習させるより、2、3回やったら、激励の言葉をかけたり、ボールで遊んだりして、やる気を起こさせる工夫が必要。いずれの場合も、できたらたっぷりほめましょう。


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