犬のしつけ方法│4~6ヶ月で散歩や指示を教える

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犬のしつけ方法│4~6ヶ月で散歩や指示を教える

4~4ヶ月半
家の中はもちろん、近所や車、他の犬など、はじめて出会うものにも一通り慣れる時期です。苦手なものが、慣れとともに減るにつれて、大胆な行動をとるようになります。 甘えたい盛り。自分の要求を通そうとして、鳴いてせがんだりします。

4ヶ月半~5ヶ月
幼いころから継続的にしつけをしていけば、4ヵ月半を過ぎたころから、飼い主の言葉に積極的に耳をかたむけるようになっていきます。 まだまだやんちゃな盛りですが、それでも言葉に応じて、座ったり、呼ばれた方向へ行ってみたり。飼い主の語りかける言葉のちがいを理解し、遊びの中でも、指示を聞き分けようとする、自制心が芽生えていきます。

5~6ヶ月
少しずつ飼い主の言葉にしたがうようになっていきます。 しかし、より興味のあるものがあらわれると、すぐにそちらに気をとられてしまうようなところもあります。 自分の衝動をおさえ、飼い主の指示にしたがうには、まだまだ時間がかかります。

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慣れから自分勝手になる
生後4ヵ月を過ぎれば、日常生活で自分を取り巻くさまざまなものに慣れ親しんでいきます。散歩中に出会う、車やバイク、見知らぬ人、犬にも慣れ、緊張せずにのびのびと散歩を楽しむようになるでしょう。

ところが、慣れとか楽しさが増していくと、犬は自分勝手な行動をとるようになります。 たとえば、地面のにおいをかいで歩いたり、自分の行きたい方向に飼い主を引っぱったり、途中で歩きたくなくなって、座りこんでしまったり。飼い主はつい、「まだ小さいから」こうした行動を見過ごしてしまいます。

しかし、この時期から、わがままな行動をなおしておかないと、大きくなって力が強くなってきたときに、動きを制しきれなくなります。大型犬はもちろんのこと、小型犬でもコーギーやビーグルなどは、女性や子どもの力では対処しきれないことがあります。

左側を歩く習慣をつける
まず、散歩に行くときには、犬は飼い主の左側について歩く習慣をつけさせましょう。左についていたらほめ、はなれたらしかる。これをくりかえしおこないます。 グレート・ピレニーズなどの超大型犬は生後5ヵ月くらいから、大型犬は6ヵ月にさしかかる時期から、首輪をチェーンカラーという訓練用のものにかえるといいでしょう。

座ることを教える
精神的に落ちつく体勢
今後犬にしつけや訓練をおこなうときに、もっとも基本となる体勢が「スワレ」です。腰を落とすと、余計な動きが制御されて、精神的に落ちつくことができます。

この体勢で、飼い主が指示を出せば、犬は冷静にその言葉に耳をかたむけ、理解することができるのです。「スワレ」の体勢は、日常生活でもこれまでに何度もとったことがある動きです。この体勢を生後6ヵ月までの間に、飼い主の指示によって、意識的に犬にとらせるようにしつけていきます。そのためには4ヵ月を過ぎたころから、家の中で、練習をはじめましょう。

言葉と体勢を結びつけさせる
犬は自分のとっている体勢を飼い主の指示するところの「スワレ」だとは理解できません。まず、飼い主は「スワレ」という言葉の意味を犬に教える必要があります。 そのためには、おやつやおもちゃなど犬の好きなものを利用します。

おやつやおもちゃを手に持ち、犬の頭上に見せていくと、犬の顔が上がり、腰が落ち、自然と「スワレ」の体勢をとることができます。 スワレとくりかえし、言葉を教えていきます。 はじめのうちは、家の中など犬がいつもいる場所でおこないましょう。慣れた場所で、できるようになったら、外でも同じように練習します。

まて
「マテ」でがまんを教える
犬と人間がいっしょに暮らしていくためには、犬に家庭内のルールを教えていかなければなりません。犬の要求にしたがってばかりいると、犬は飼い主をリーダーと認めなくなります。 そうしたことを防ぐためには、「がまんする」ことを教えていかなければなりません。

たとえば、犬が楽しみにしている食餌や散歩の時間。犬の心が浮き立つぶん、飼い主に「早く」とせがんで鳴いたり、とびついたり、わがままな行動をとりがちです。このような行動も、大きくなって、犬の力が飼い主より勝ってくると、飼い主が動きを制しきれずに、主従関係が逆転したり、けがをしたり。 生後4カ月くらいから、「スワレ」のしつけとともに、「マテ」の指示で、じっと待つことを教えておきましょう。

待てたごほうびを与える
「マテ」のしつけは、食餌、散歩など楽しみにしている時間帯におこなうといいでしょう。犬は、指示にしたがうと、ごほうびとして楽しいことがある、と理解し、比較的はやく覚えることができます。

そのためには、待てたときには何らかのごほうびをあたえてください。飼い主が一貫した態度をとらないと、犬は指示を出されても混乱します。そのうち、飼い主に対する信頼も失っていくので、十分注意してください。

コイでもどることを教える
迷子や事故を防げる
犬と生活していく上で、「コイ」を教えておくと非常に役立ちます。散歩に行ったときはもちろん、遠出をして見知らぬ場所に行ったときなど、引き綱がはずれてしまい、犬が行方不明になったり、車にはねられたりする事故は多いものです。「コイ」と呼んで、すぐに飼い主のもとにもどれるようにしておけば、そうした事故を防ぐことができます。

同時に、「コイ」のしつけをすることで、犬に、「飼い主のもとが一番安心でき、楽しい場所だ」と学ばせることができます。呼ばれることを喜びと感じさせられれば、犬との信頼関係はますます深まります。

飼い主が一番だと思わせる
犬は常に興味のあるほう、楽しいと思うほうへ行こうとします。他の犬猫、人間など、外に出ると興味の対象はたくさんあります。 いきなり、公園などで飼い主の言葉にすぐに反応させるのは難しいことです。はじめのうちは家の中で、気が散らない状態をつくって、おやつを利用しながらしつけをおこないます。慣れてきたら、外でもやってみましょう。

また、「コイ」でもどったときには、ごほうびをあたえたり、いっしょに遊んだりたっぷりとほめましょう。 くりかえし練習すれば、もどってくることに楽しみを見出せるようになるはずです。


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