犬にドッグフードなど食事の与え方や注意点

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食事について

ドッグフードについて
ドッグフードの普及が犬の飼育をより容易にしたといっていいでしょう。ドッグフードには、ドライ、半生タイプ、缶詰の3タイプがあり、理論的にはこのいずれかを継続的に与え続けても十分ということになっています。

犬は動物分類学上では食肉目に分類されていることからわかるように、肉食動物でした。 しかし、家畜となって2万年以上も人間の保護のもとで生活しているうちに食習慣に変化がみられ、雑食性の強い動物となりました。

犬公方といわれた徳川5代将軍綱吉の時代、数万頭に及ぶ野犬を収容した際、その餌として町民に米、ミソ、いわしの煮干の供出を割当て、それを与えたのは有名です。また、ドッグフードが普及するまで、一般家庭ではご飯にミソ汁をかけたものを与えるのが普通でした。

この日本的な食餌では栄養が十分とはいえず、量を多くすることで補なっていました。 その点ドッグフードの登場で、栄養の面での心配がなくなったことは、喜ばしいことです。また、ドッグフードは保存が利くという利点もあります。

子犬への食餌の与え方
子犬を家庭に迎えるにあたって、前の飼育者(ペットショッブまたはプリーダー=繁殖者)がどんなタイプのものを与えていたかを教えてもらい、同じものを与えるのが無難です。

生後60日では、1日4回に分けて少しずつ与えるのがいいでしょう。犬種にもよりますが1回に計量カップ2分1を、ドライフードの場合は温かいミルクかお湯で柔らかくして10分後に与えてください。食べ終わるまで10-15分を目安にして、量の増減を考えてください。その時間内に食べ切れないときはすぐ食器を取りあげることが肝心です。

生後4か月で1日3回、生後7か月で1日2-3回、生後8か月で1日1回とします。毎日決まった時間に同じ場所で与えることも大事です。特別な労働に従事していない一般家庭の飼い犬の1日の食事の量は、成犬で体重のほぼ10%弱といわれています。子犬の場合は、生後4か月から6か月くらいまでは体重÷月数を標準とするのもひとつの目安となるでしょう。食餌の際、新しい水を添えておくことを忘れてはいけません。

食卓の残り物を与えたり、間食させることは厳につつしまなければなりません。そのためには、食堂(食事をする部屋)へ犬を入れないようにしつけることも大切です。来客があって食事を出すようなとき、人によっては犬に監視されながら食べることを嫌う人がいますし、犬に食べ物を分け与えるのをイヤがる人もいます。なにより、食卓からじかに与えることは間食を意味するだけでなく、しつけの面からも好ましいものではありません。犬と人間の食事時間や場所は、違うものであることをハッキリさせることは、排便とともにしつけの第一歩と考えてください。
ドッグフード
成犬への食餌の与え方
成犬の食事回数は、多くの人は1日1回にしているようです。与える量は体重1kgに対してドライフードの場合は28g、缶詰フードは100gが適当といわれています。病気の場合は別として、健康な犬が食事の内容が気に入らず食べない場合でも、一食や二食を抜いても問題はありません。犬ゾリで北極を走破 した植村直己さんの記録にも、3日も食事をしていない犬がソリを引きつづけたことが書かれています。

その他の注意
妊娠犬は適度に増量し、出産後は授乳の関係もありますので、平時の5割増しくらいを与えてください。老犬は健康状態をみて2回に分け与えるのもいいでしょう。 いずれにしても肥満にならないように注意してください。子犬や授乳中の母犬にはカルシウム剤や煮干粉を餌に混ぜて与えましょう。 食事中の犬には他人を近づけないようにしてください。本能で行動しているときは、学習(しつけ)を超えて異状行動に出ることがあるからです。食器はいつも清潔に保つように心がけましょう。

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