食事の世話、散歩、しつけ、費用などから病気の際のことも、分担をはっきりさせておくべきでしょう。
最近は都市で一人暮らしをしている人で飼育を希望される向きが多いようですが、お勤めをもっていると長時間留守になりますので、犬にとっては不幸でありストレスも溜まりますので、おすすめできません。同じ一人暮らしでも高齢者の場合は犬と接する時間が十分ありますので、特に問題はないと思います。散歩の機会が増えるだけ、健康の面からもプラスになります。
集合住宅に住んでいる場合は、慎重に考える必要があります。マンションや団地やアパートでは、犬・猫などの飼育を禁じているところが多く、この場合は問題外としても、飼育が可能な集合住宅では、犬種の選択を誤らないようにする必要があります。成犬になったときの大きさを確認しておかなかったばかりに、数か月後、手離さなければならなかった悲劇を、よく耳にします。
犬種とタイプの選択
さて、犬を飼うことについて家族全員の同意がえられたら、どんなタイプの犬を選ぶかを決めなければなりません。犬を体高で大型、中型、小型、超小型に分類できます。超小型は愛玩犬か家庭犬、中型以上は家庭犬、番犬、猟犬、伴侶犬の役割をもっています。
飼う目的によって種類が限定されます。長毛種と短毛種がありますので、これも検討課題になるでしょう。一般的に長毛種は臭気がやや強く、換毛期には毛が飛び散ることを計算に入れなければなりません。ある意昧では、この犬穫を選択するときがもっとも楽しい瞬間かもしれません。
また、犬種によって性格に大きな違いがあります。人間も一人ひとりの性格が違うように、同一犬種だからといってすべて同じとは限りません。したがって、犬の解説で性格の項に勇敢とあるならコントロールしにくい、自信たっぷりならわがまま、感覚鋭敏ならよく鳴き咬みつきやすい、と読み変えるくらいのつもりでいるといいのではないでしょうか。もちろん、これは、最悪の場合を想定したとしてのことです。
雄か雌か
次に雄を選ぶか雌を選択するかも重要なことです。子犬を期待したい人には、雌ということになりますが、発情期の出血、出産と育児などいろいろと手数がかかります。特に冬季の育児には暖房器具が必要と心得てください。
雄の場合は、特別な賞歴(ドッグショーでの優勝やチャンピオン・タイトル)がないと交配の可能性はほとんどありません。犬の三高は、血統、賞歴、宣伝力と思ってください。交配しないからといって、からだに影響はありませんが、人情として一度くらいは結婚させてやりたいと思うせいか、この点に関する雄犬の持ち主の不満は、よく耳にするところです。 以上のことから総合的に判断して飼育する犬種が決定されます。
子犬を選ぶ条件
犬を入手するのは、一般的にペットショップということになります。ペットショップで販売されている子犬は、生後60日の子犬が標準となっています。気に入る子犬が見つかるまで足繁くペットショッブに通いましょう。愛犬雑誌や新聞の広告欄を利用される場合でも、必ず自分の目で子犬を確認することが大切です。
子犬を選ぶ条件は、からだがフックラとして毛艶がよく、目が輝き目やにがなく、よだれも垂らしておらず、元気よく跳び回っているものを選びましょう。お尻の周りが汚れていたり、せき込んでいるのは避けてください。
確認しておきたいこと
血統書つきかどうか、発行団体がどこかも確認してください。発行団体は社団法人となっている、できるだけ大きな組織をおすすめします。
国家レベルの社団法人としては、ジャパン・ケンネル・クラブ=JKC(全犬種)、日本犬保存会(日本犬各種)、秋田犬保存会、秋田犬協会、日本シェパード犬登録協会、日本警察犬協会(使役犬)、コリークラブ(シェットランド・シープドッグも)などがあります。これらの団体は地方に傘下クラブがあり、登録の手続きを代行したり、ドッグショーや観賞会を毎週のように開催していますので、便利ですし、同好者と知り合うチャンスが多くなります。